みかみけ嫁です。
趣味と、それが仕事につながるノウハウになる話をしたいと思います。
私は映画を観ることが大好きで、特に洋画を観ます。
コロナ禍になる前は旦那としょっちゅう映画館へ足を運びました。
映画館によって色々サービスがあるんです。お得なサービスを駆使して少しでもたくさん観ようと試みていました。笑(この話はまた今度)
「映画を観ることが好き」
趣味の欄によく書く言葉です。
なぜ映画が好きなのか。なぜ観るのか。それで得られたこととは?
少し掘り下げてみたいと思います。
私が洋画を観る理由
私にとって映画は「生涯で何度心を揺さぶられる作品に出会えるかという冒険」であります。
映画とは、一人の人物・事柄・出来事を2時間かけて様々な方法で表現した映像作品ですが、その中にたくさんの希望や絶望、奇跡や平凡、非日常、共感と感動が詰め込まれています。
特に洋画に心惹かれるのはなぜか?
答えは【あこがれ】です。
洋画には、ライフスタイル・ファッション・風景・生活のすべてにあこがれが詰まっています。
これは私が日本人である以上、永遠に惹かれ続けるどうしようもない部分なのです。
洋画を観て、胸の奥にふつふつと湧き上がる興奮を感じることができます。
『プラダを着た悪魔』なんかはその最たる例です。
あの映画は、今すぐ家を飛び出してしまいたくなるような高揚感があります。
「あこがれ」とは?
それでは私の言う「あこがれ」とはどういった感情でしょうか。
みなさんも経験があると思います。
ではなぜ人は「あこがれ」を感じるのでしょうか。
心を揺さぶるから・感動するから・好きだから・目標だから・素敵だから
様々な理由がありますよね。でもこれだけでは不十分です。
逆に考えます。
なぜ心が揺さぶられるの?⇒素敵だから⇒なぜ素敵なの?⇒センスがいいから・・・という感じでどんどん掘り下げていきます。
ちなみにこれを癖付けることで自身の感性を磨くトレーニングになります。
自分が素敵だと感じることは、自身の中で成せていない事や成したいと思っていることへの強い興味です。
それが「あこがれ」につながります。
つまり、自身が強く心を打たれる瞬間に生じるのが「あこがれ」ということになります。
「あこがれ」を理解する強み
何事においても表現する側である場合は、この「あこがれ」への理解が重要になります。
商品を売るとき、売れる作品を生み出すとき、必ず相手の気持ちに立ちますよね?
例えば、少年たちは少年ジャンプの主人公たちの強さに憧れて漫画を買います。
OLは素敵な洋服を着たスタイルの良いモデルたちに憧れて服やコスメを買います。
今の御時世だと少々ステレオタイプのように聞こえてしまいがちですが、皆なにかに憧れを持って生きています。
そこで一番大切なことは【目的に一番マッチしたあこがれを理解する】こと。
わかりやすい例で言えば、映画のパッケージやポスターです。雑誌の表紙なんかもそうですね。
これらは、観る側の「あこがれ=強い興味」を一番引き出せる部分を切り取っています。
映画のパッケージで興味を失うパターンは、これを失敗しているときなんかです。
雑誌で言えば今旬の女優さんを起用しているのはこのためです。
この「あこがれ」を理解しているイラストレーターさんは沢山プロがいる中でも少数でしたが、その方たちは必ずと言っていいほど成功しています。
私は当時イラストレーターさんたちにこの「あこがれ」についてディレクションをしていました。
プロにディレクションをするのですから、死ぬ思いで毎日毎時間このテーマと向き合っていました。
その中で「なぜこの事柄について深く掘り下げない人が多いのだろう」とも考えていました。
私からしたら成功が約束されているようなものです(そのくらい理解している方が少ない)。
憧れることに対しての感覚的な理解は誰でも持っていると思います。これは何にでも言えることだと思いますが、そこを掘り下げて納得の行くまで考えぬける人こそが本物のプロになれるのだと確信しています。
毎日のトレーニングが大切
私は映画を観ていて「自分だったらどこを切り取るだろう」「この作品の一番の見せ場は?」「あこがれポイントは?」などと考えたりします。
トレーニングすることで、必ず自分の力となっていきます。
私が一番有効だと思うトレーニングは、広告ビジュアルの効果とその理由を考えることです。
・なぜこの広告にしたのか
・この広告のあこがれポイントは
・広告として成り立っているのか
・具体的にどこがどのように良いのか
などです。
広告には様々な手法があり、インパクトだけで勝負をしているものや、説明で埋め尽くしているものもあります。
広告のビジュアルで一番考え抜かれてるなと感じるのは、バーゲンやセールなど百貨店やモールが出している広告です。
購買意欲を掻き立てる「あこがれ」が詰まった広告です。
ぜひチャレンジしてみてください。
また、自身の「あこがれ」の気持ちを豊かにすることもトレーニングのひとつです。
私の場合は「映画を観ること」。
小説を読む、おしゃれなレストランへ赴く、旅行をする・・・
自身の表現力も豊かにしていきましょう。
ちなみに映画を観ることは、その作品の本質を考えるトレーニングもできるのでオススメです。
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